
iOS 5で新規追加されたユーザー補助機能「Assistive Touch」。この4年半の間で数々の改良が加えられ、格段に使いやすくなりました。iOS 9からは最上位メニューをカスタマイズできるようになり、表示する項目数自体も1つ~8つの間で増減させられます。
項目数を1つに絞ると、メニューを開かずに直接その機能が呼び出されます。例えば、最上位メニューを「ホーム」だけにすれば、Assistive Touchボタンが純粋な代用ホームボタンとして機能するようになるわけです。ちなみにホーム以外にも、「スクリーンショット」、「ピンチ*1」、「シェイク*2」、「画面のロック*3」などが便利です。
Assistive Touchと3D Touch
3D Touch機能を備える6s/6s plusでは、Assistive Touchボタンを強押しした際に、別の機能を呼び出すよう設定することができるようです。
先ほどの例のようにホームボタンの代用としつつ、強押ししたときはスクリーンショットを撮るようにするなど、より便利に利用できそうです。
一方ご存じの通りSEには3D Touchが搭載されていません。5sからの乗り換えであれば特段問題はないでしょうが、6sからの「コンパクト回帰」の方は、上述の機能が利用できなくなるので、注意が必要かもしれません。細かいところですが、ご参考までに。
それにしても、Live Photoの再生などは、3D Touch非対応機種では画面の長押しでできるのですから、Assistive Touchも長押しで別の機能を割り当てることができてもいいのでは……と少し思いました。またいつか改善される時が来るでしょうか。